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コンサルタントってどんな仕事?モデルや種類を紹介

 2020/04/30 マーケティング
この記事は約 14 分で読めます。


皆さん!こんにちは!

 

 

生きて働いていると、悩みとか出てきますよね。

どんな経営者でも当たり前のように悩みを持っています。

経営のこととかシステムのこととか人間関係のこととか…むしろ悩まないことの方がないんじゃないかってくらい悩む人もいるでしょう。

 

簡単な悩みなら友人家族などの知り合いに相談をしたらいいのですが、そう簡単にはいかないことだってあります。

話せないことだったり、そもそも話しても通じない話だったり、理由は様々ですが専門家でも呼ばないと無理!という事は多々あります。

 

そんな時に相談できる人がいたらと思いますよね。

 

そんな人がいるんです。

 

それがコンサルタントです。

 

今回はコンサルタントがどんな仕事をしているのかどんな種類があってどんなモデルを持っているのかをお話ししていきます。

 

コンサルタントとコンサルティングの違いや、相談の乗り方なども書いておりますのでご一読ください!

 

 

コンサルタントってどんな仕事?

コンサルタントとは、クライアントから相談を受けて、解決策などのアドバイスを提示することを仕事としている人です。

 

「企業の医者」と例えられることもあり、特定分野においてうまく行っていない部分を直すことを生業としています。

 

クライアントは個人なこともありますが、基本的に企業などの団体が多いです。

 

この動画で目標達成のために戦術と戦略の理解が必要だという事を説いています。

ですがそれが難しいのですね。

そんな時に手助けして、アドバイスをする仕事だといえます。

そして実際に実行していくときもサポートをしていきます。

 

コンサルティングとは

コンサルタントと一緒によく聞く言葉ですね。

コンサルティングは、クライアントからの相談に乗り、それに対して対策や改善案などのアドバイスをすることを指します。

 

つまり、コンサルタントが行う業務のことを指した言葉です。

 

混同しやすい単語として有名ですが、

仕事をする人⇒コンサルタント

仕事のこと⇒コンサルティング

ということですね。

 

そもそもの意味は「相談に乗る」なのですが、この仕事を意味する場合はそれに足して解決へ導くことも加わります。

 

コンサルティングファームとは

コンサルティングファームは、コンサルティングを行う法人の会社を指す言葉です。

コンサルティング会社とも言います。

 

クライアントが抱える問題にごとに種類が分けられており、それぞれに会社があります。

細かい種類の説明については後半に書いてありますのでそちらをご覧ください。

 

 

 

 

コンサルタントはコンサルティングという仕事をして、コンサルティングファームはコンサルタントが集まった会社というイメージが分かりやすいかなと思います!

 

コンサルタントの4つのモデル

コンサルタントはクライアントとどう関わるかのビジネスモデルが4つに分かれています。

 

期間やどこにフォーカスするかで分けられます。

どのモデルがいいかは人によるのでここで自分のスタイルと照らし合わせて考えるのも良いでしょう。

もちろん複数のモデルで仕事をするという方もいますが、主軸となるモデルは固定されている方が多い印象です。

 

分け方ですが、1年未満の短期一年以上の長期か、問題点にフォーカスする目標にフォーカスするかで分けられます。

 

プロジェクト型

短期で問題点にフォーカスしてコンサルティングするモデルです。

 

一般的にコンサルタントと言われてパッと思いつくものがこれになります。

1つの問題を取り上げ、それを集中的にアプローチしていきます。緊急性のある問題が多い印象です。

期間は数ヶ月~1年程度が多く、価格は数百万~数千万円と高額です。

 

1つのプロジェクトとして取り組むのでその問題点が解消されると、契約終了となります。

長くなればなるほど金額は上がっていきます。

 

よくある例は倒産寸前の企業を復活させたりなどですね。

 

アドバイス型

長期で問題点にフォーカスしてコンサルティングするモデルです。

 

プロジェクト型と違い、急を要するような問題というよりも事業発展などの問題を解決することを目的としている印象です。

価格は長期的な付き合いになることから月額5000~数万円程度と安価です。定額制なので支払う側も分かりやすくなりますね。

 

短時間の相談ができる会員制コンサルティングや定期購読サービスなどがこのモデルに当てはまります。

 

ワークショップ型

短期で目標にフォーカスするコンサルティングのモデルです。

 

目標達成などを目的とした単発の契約がほとんどで、期間は1日だったり数日だったりと短いです。

参加者それぞれから費用を頂くので、合計すると大きな額ですが、一人頭はそこまで高くありません。

 

1日数万円程度のセミナーなどがこれに当てはまります。

単発という事もあり、クライアントの数は多いように見受けられます。

 

パートナー型

長期で目標にフォーカスするモデルです。

 

クライアントのビジョンを明確にして、そこへ向かえるように助言をしていくスタイルでしょう。

ビジョンにもよりますが、基本的には最終的な目標達成を目指すため長期的な付き合いになることがほとんどです。

ただ、このモデルは1番コンサルタントが少ないです。今から始める場合は狙い目かもしれません。

 

企業のパートナーとして付き合っていくため、期間は5~7年程度で、長いと10年以上続く場合もあります。

「顧問」などとして役割を持つことが多く、費用は月に15万~30万ぐらいです。

 

 

コンサルの種類

ここからはコンサルタントが何に特化して仕事を行うかを見ていきます。

 

コンサルティングファームの説明で話した通り、各社で扱う案件は異なります。

 

業界や業務など様々な分かれ方をしていて、クライアントは自分の悩みに応じて選んでいきます。

 

今回はよく名をあげられる種類を説明していきます。

 

戦略系

経営戦略や新規事業戦略などトップマネジメントレベルの戦略のコンサルティングをしています。

比較的少人数で行うことが多く、高い論理構築力と対人能力が求められることもあり採用の枠が少ないといわれています。

 

大企業がクライアントになることが多く、戦略の提案から実行のサポートまでを行います。

 

戦略に特化はしていますが、業種は幅広く対応します。企業の戦略に関わることにはほとんど対応しているので、仕事の幅は広いでしょう。

 

総合系

総合的にコンサルティングをしていく会社の形態です。

社員数が多く、数百から数千人を抱え、あらゆるクライアントの悩みを解消していきます。

社内で部署を分けて取り組むことがほとんどで、入社して思った通りの部署に行けないことがよくあります。

 

クライアントは大企業がほとんどとなります。問題に対して一貫して関われるため仕事がスムーズに進みます。社内に各専門家がいる状態なので、トラブルが生じた時も対応が早いです。

 

IT系

IT戦略やシステムの構築、構想、導入などのコンサルティングを行います。

 

独自の強みを活かしていることから、クライアントは大企業だけでなく中堅や中小、ベンチャー企業など幅が広いです。

 

難易度の高いITプロジェクトなども手掛け、その需要は年々増加しています。

 

シンクタンク系

大手の証券会社や銀行などが親会社のコンサルティングファームで、その背景から安定した基盤を持っていることが特徴です。

また、大企業のノウハウを活用していることも特徴として挙げられます。

 

地方自治体など、公共機関からの依頼を受けて、調査や研究、分析をすることが多くなります。経済調査や官公庁のリサーチなども行います。

 

公的機関に対してシステムを導入することで問題解決をすることもあることから、ITシステムを開発する企業を傘下に入れる場合もあります。

 

公的事業に対して幅広く対応しているファームが増加している傾向です。

 

医療・ヘルスケア系

医療系に特化したタイプです。

医療機関を対象とするか、医薬品メーカーや医療機器メーカーなどの民間企業を対象とするかで仕事内容が変わります。

 

医療機関へのコンサルティングの場合、月に2,3回程度の訪問で複数のクライアントを抱えることが一般的です。

医薬品・医療機器メーカーへのコンサルティングの場合は1つのクライアントに数ヶ月付きっ切りという形になります。

 

薬局、歯科、介護など得意な分野を作り、差別化をしているファームが増え、どのファームも基本的に戦略からシステムまでを手掛けています。

医療関係の事業をしつつ、コンサルもするフォームも出てきました。

 

組織人事系

クライアントが抱える人事関係やそれに伴う組織についてコンサルティングします。

特に大手のファームになると人材戦略、M&Aなどにおける組織統合、企業年金に関するコンサルティングなど、それぞれに専門の部門を作りあらゆる顧客の問題に応えられるようにしています。

 

外資系・日系の大手から中堅企業に顧問として重宝されている傾向があります。

最近では制度構築のみならず、導入前後のサポートも求められており、経験豊富な人材が求められています。

 

国内独立系

生産性向上や品質管理などより現場に近いレベルのコンサルティングを行います。

クライアントは中小企業がほとんどとなり、内容は実践的な業務が軸となります。

 

現場に近いこともあり、提案から実行の支援まですることがほとんどです。

人材育成の研修カリキュラムや出版物などのパッケージ商品を持ち、経営者や管理者の人材育成に力を注いでいます。

 

中小企業がクライアントに多いため、直接社長とやり取りする機会が多くあります。

 

企業再生・事業再生系

目まぐるしく変化していく世の中で、様々な変化やリスクに田老牛きれず業績不振に陥ったり、資金不足に悩むケースが見られます

 

そんな時に業績回復や事業再生などで活躍するファームとなります。

ほとんどが企業内部まで入り込んでコンサルティングを行います。

 

また、事業再生のみでなく、経営の関する問題への解決策を提供するなど、幅広く対応しているファームが増えてきています。

 

業務・業界特化系

上記の種類以外にもさらに業界や業務に特化して、差別化を図ったファームが存在しています。

特に、専門的な知識が求められるものは各ジャンルに特化している様子がうかがえます。

 

法規制対応・国際的に通用する認証取得などの支援に特化したファームや、インターネットの有効活用のための戦略立案から実行の支援に特化したフォームなどがあります。

 

近年ではどんどん新しく増えている印象です。

 

 

相談に乗る基本的な型「ビジョナリーコーチング」

4つのステップで話を組み立て、相談をスムーズに解決へ導く型です。

雑談のように話していても、この型に沿って話をすれば不思議とコンサルティングっぽくなります。

 

まずはタイトルを決めます。

今日はどんなことを話すか、一番悩んでいることは何かなどを聞きます。

その日に最も話したいことを最初にはっきりさせ、話している最中に何の話をしたかったか忘れたりすることを防止します。

これを忘れると、話が堂々巡りしたり迷子になったりして話が進まないという事があります。

 

次に現状を把握していきます。

抱えている問題を解決するためには、現状を知らなければなりません。

道を聞かれたときにその場所がどこかわからなければ教えることはできないですよね。

今どういう状況にいるかをはっきりさせ、解決へのヒントを探ります。

話をする時には「社員数は?」「売り上げは?」など視点を与えることで話しやすくなるようにするのがポイントです。

 

次はビジョンを把握します。

クライアントがどういうビジョンを持っているのか?どんなりそうがあるのか?などをはっきりさせます。

ゴールがないのに進むことはできません。

現状を把握するとき同様、視点を与えて一通り話をしてもらいます。

 

そして最後に現状とビジョンの間にギャップが生まれますので、そのギャップを埋めるための条件を探します

どんな条件があれば、ビジョンに近づけるかを探していきます。

この時に能力行動環境の3つの視点から探していきましょう。

  • 何か能力をつけることで解決できるか?
  • 行動を起こすことで解決できるか?
  • 環境を変えたりすることで解決できるか?

という風に見ていくわけですね。

取り掛かるときの負担が少ない順番は環境>行動>能力です。

 

①タイトルを決める

②現状を把握する

③ビジョンを把握する

④解決への条件を探す

この流れで話すことで悩みからその解決方法の導き方をスムーズに話すことができます。

コンサルティングだけでなく、誰かの相談に乗るときにも使えるので実践してみると良いでしょう。

 

 

コンサルトタントが売る商品

まず有名なのは個別コンサルティングでしょう。

月に数度、企業へ訪問して社長との面談や幹部社員たちとミーティングしたり、研修をしたりします。月額15万円~行っており、ベテランになると30万円を超えたりします。

個別という事もあり、企業に密接に関わるためどうしても金額は高くなってしまいますが、その分クライアントの望む形に限りなく近づけてくれます。

 

次に有名なものと言えばセミナーですね。

参加したことがある方も多いのではないでしょうか。

1時間のものから数日間に及ぶものまであり、参加者も数十人から数百人と形式は様々です。参加費も5000円だったり無料だったり数万円だったりと様々です。

情報提供や顧客獲得などテーマも様々にあります。

 

出張講演・セミナーなども行います。

経営者の交流会や勉強家に呼ばれたり、企業に呼ばれて講演をします。

人数は数十人から100人程度が多く、金額も数十万円ぐらいです。

形式としてはセミナーとほぼ同じで、1人に対して複数人がいるような構図になります。交通費等の出費は別途で頂くというコンサルタントがほとんどです。

出版をしたり、何か露出があるとオファーが来る傾向にあります。

 

教材を発売することもあります。

セミナーを行牛に動画を撮影しておき、それを後日DVDやCDなどの教材として販売します。

ただしこれはメルマガなどのリストがあってこそ成り立つものですので、教材の販売をしたい場合は普段からリスト増強や信頼関係の構築が必要となります。

 

電話顧問サービスを行うこともあります。

月に1回ほど、大体30分くらいを目安に行われ、「呼ぶほどではないけど相談したい」というクライアントから需要があります。

期間は数ヶ月程度であることが多く、月額1~3万程度であることが多いです。

コストや時間、手間を考えると一番手軽に行えるコンサルティングといえます。

 

他にもキャッシュフローコーチングをします。

電話やSkypeなどを用いて、会社の数字を一緒に見ながらコンサルティングします。

月に1回1~2時間程度行い、費用は月額10万円程度です。

コンサルタントと一緒に数字を見ながらになりますので、どんぶり勘定ではなくちゃんと数字に基づいて経営をしていきたい人にうってつけだといえます。

 

他の方法も未だありますが、有名なものはこういった感じでしょう。

1対1の場合もあれば複数人の場合もありますし、短期な場合も長期な場合もあります。自分のスタイルやクライアントの要望によってやり方は変わりますので、自分にあったものを探してみましょう。

 

 

まとめ

コンサルタントとはどんな仕事かどんなモデルがあり種類があるのかどう話を聞いていくか実際にどんなことをしているかの4つを書いていきました。

 

自分に合うモデルはみつかりましたか?

また、気になるコンサルティングファームの種類についても考えるきっかけになったでしょうか。

 

コンサルタントは人の話を聞いて解決へ導く仕事になりますので聞き出す力というものが必要不可欠になります。

 

ビジョナリーコーチングを応用して話を聞きだして整理をする練習を手置くと良いでしょう。

 

 

それでは次回のブログでお会いしましょう。

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