ターゲットを絞ったUSPでマーケティングを有利に進める

本日お届けするテーマは「USPの作り方」に関してです。
USPとは日本語で「独自の売り」を意味する言葉なのですが、「独自の売り」を作るのは難易度が高いことでもあります。
というのも、あらゆるビジネスにおいて「あなたしかやっていないこと」は存在しないからです。同業他社や類似品がまったく存在しない事業はありません。
だからこそ、競合相手の中からあなたが「選ばれる」理由が必要になってきます。
「USP」が必要な理由
当然ですが、どんなに自身が「良いものを作っている」と思っていても、質の高いサービスや商品があったとしても、選んでもらうことが出来なければ、顧客は獲得できませんし、もちろん売上には繋がりません。あくまでもそれは自己満足なのです。
お客様に選ばれるためには、お客様が自分たちのことを知っている必要があります。自分たちの情報をしっかりと伝えていないのに、どうやってお客様に知ってもらえるでしょう?難しいですよね。
お客様に選ばれるには何が必要なのでしょうか。情報を伝えるにしてもなんでもいいわけではありません。お客様に選ばれるだけの理由が必要になってきます。
そこで選ばれる理由を作るために必要なのが「USP」です。
では実際にUSPを作るには何を意識すれば良いのか?
今回はUSPを考える上で重要なポイントをいくつかご紹介します。
USPで意識すべき3つのポイント
こちらのブログでも詳しく紹介していますが、
まず最も意識すべき点は、
- ターゲット
- ベネフィット
- 特徴
の3点です。
ターゲットが設定されていなければ、そもそも見込み客にアプローチすることが出来ませんよね。
またベネフィット、つまり商品やサービスを購入することで得られる結果を提示出来なければ「欲しい」とは思ってもらえません。
さらに他の商品とは違う特徴を説明することで、「この商品でなくてはならない」理由を与えることが可能になります。
たとえば美容院などでも、「10分でカットしてくれる」、「料金1000円」、というようなチェーン店がありますよね?
忙しくて時間がない、または美容院にそこまでお金と時間を掛ける気がない、というお客様に対して、他の店より格段に早く「10分で」あるいは「1000円で」カットしてくれるという特徴とそれによってカット代も浮き、美容院に行く時間を減らせるよ、というベネフィットを提供しています。
いかがでしょうか?日本国内に美容院や理容室、理髪店は数多くあります。それこそ無数にあると言っても過言ではないでしょう。
ですが、ターゲットを絞り、ベネフィットと特徴を伝えることで「独自の売り」を確実に作ることが出来るのです。
こちらの動画でもその3点について詳しく解説しています。
USPを作るポイントは?
さらにUSPを作るポイントをご紹介するならば、
- 的確なアドバイスや補助
が挙げられます。
つまり商品の購入者や見込み客に対してサービスを充実させ、手厚いフォローをすることが重要なのです。
ただセールストークを聞かせる、商品を売りつける、売りっぱなしにするのではなく、ほかの同業者以上に親身になり、相手にとって的確な助言やフォロー、アフターサービスをする。
相手にとって「この店員なら信頼できる」「この人から買いたい」と思ってもらえる、信頼を獲得することができれば、それはあなた自身の「売り」になります。
たとえば私の母は視力が悪く眼鏡を掛けているのですが、いつも同じ眼鏡屋さんで買い替えます。
というのも、そのお店は眼鏡を作る際にフィッテイングだけでなく視力測定、さらに乱視など目の異常も検査してくれ、焦点の位置まで測定した上で眼鏡を作ってくれるのです。
しかも店頭に行けば眼鏡のメンテナンスを無料でしてくれ、いつもレンズがピカピカ、さらに緑青の出たブリッジも新品に、、、(眼鏡をかけたことがある人はわかると思います‥‥‥緑色になるんですよね)
こんな充実したサービスにアフターケアもついているので、母はいつも通っています。
もちろん、もっと安いチェーン店は多くありますが、「値段が張ってもここで買いたい」という選ぶ理由が出来ているんですよね。
私も今後眼鏡を作るならここにしようかな、と思ってしまいます。
このように「選ばれる理由」、つまりUSPを作るだけで新規客の獲得だけでなく、商品のリピート、リピーターの口コミを経由した集客経路の確立まで出来てしまいます。
別角度からUSPを作るうえで意識すべきポイントを解説した動画がこちらです。より知りたい方はご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
競合であふれかえる現代だからこそ、ターゲットを絞り自分の強み、それによって得られるベネフィットを伝えていくことが大切です。
ターゲットのないふわふわしたものには、目の肥えたお客様は目もくれないのです。「私だから」と言えるようなポイントを持っておきましょう。
そのポイントがあればファンを作ることも可能になるでしょう。