オンラインサロン運営で初心者が陥りがちな失敗例とうまくいかない理由
今の時代インターネットがないと生活できないですよね。
連絡を取るにも何か情報を集めるにも絶対にインターネットを利用しています。
だって便利ですからね。とっても。
誰かと交流したりするにも、どこかに行くのではなくインターネットでできてしまう時代です。
さて、そんなネット社会の中で生まれたものがあります。
それは「オンラインサロン」と呼ばれるものです。
有名なのは西野亮廣さんが運営する「西野亮廣エンタメ研究所」やホリエモンの「HIU(堀江貴文イノベーション大学校)」ですね。
聞いたことがあったり、なんなら会員です!という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
情報発信ができて交流ができてお金が稼げるとなるとやってみたい!と思いますよね。
でもどうやったらいいかわからない…という方や、中にはすでに失敗してしまった…という方もいるでしょう。
今回はオンラインサロンの種類と初心者が陥りがちな失敗例、そしておすすめのオンラインサロン運営のやり方を紹介していきます!
Contents
オンラインサロンとは?
まずはオンラインサロンが何かを紹介しましょう。
オンラインサロンとは月額会員制のWEB上で作られるクローズドなコミュニティのことを指しています。会員だけで展開される内輪のコミュニティですね。
閉じたコミュニティなので外に情報が洩れる心配もほとんどありませんし、なかなか外で言いにくいことを離せるのが魅力です。また、会員だけが情報を得ることができるというのも魅力の一つです。
好きな人やジャンルにお金を払って集まる場所のことといった感じでしょうか。
例えば先ほど出てきた西野亮廣さんや堀江貴文さんのサロンの場合はファンクラブのような感覚で使用できますね。
基本的にFacebookのグループが使用されていますのでその手軽さも人気になった理由です。
オンラインサロンの種類
オンラインサロンにも運営のやり方によって種類がわかれるのをご存知ですか?
目的に応じてどのタイプが良いかを考えると運営がやりやすくなります。
ファンクラブ型
何度も出てきている「西野亮廣エンタメ研究所」はこのファンクラブ型になります。
オンラインサロンの運営側が情報発信をして会員はそれを見るだけというやり方で、考え方・発想・価値観を提供したり会員限定のイベントを開く時に用いられています。
オーナーのファンが会員となりその場だけの情報を収集するために利用されているわけですね。
それなりの認知度がある人物でないとできないのがデメリットといえるでしょう。
認知度があっても発信する情報に需要がないと立ち行かなくなるので実は難しいやり方だと言えます。
学習型
これも運営側が情報発信をするタイプのやり方です。
ファンクラブ型と混同されがちですが、こちらはオーナーのファンが会員となるというよりかはそこで提供される情報を求めて会員になるといった感じです。
学習塾のような感じと思っていただければわかりやすいでしょう。
情報は主にビジネスに関するものが多く、発信するのが誰であろうとその情報に需要があれば人が集まるのが特徴です。
運営側の情報発信がほとんどなので交流はそこまでないケースが多いようです。
趣味趣向型
その名のとおりですが、自分の好きなものが好きな人と交流するためのコミュニティです。
これの場合は交流がメインとなりますので運営側は交流しやすい様にコミュニティを整え発生したトラブルの解決が主な仕事になります。
運営側の発信もありますがそれよりも会員同士の動きの方が活発になる印象です。
例えば写真好きでフォトグラファーのコミュニティに入り関係を作って仕事を斡旋したりされたり、というような使われ方をしているそうです。
相談室型
こちらも交流型のコミュニティで先ほどと違う点は運営主に相談をして答えてもらう方式という事です。
占い師が相談を受けたり、家庭の愚痴を聞くオンラインサロンを開いたりなど行っていることは様々ですが、どれも会員の話を聞いてそれに対して発信するといった形をとっています。
趣味趣向型と比べて需要がないとあまり人が集まりません。需要があってもすでにそういったオンラインサロンがある場合も同様に集まりませんので、市場の見極めが難しくなります。
また、基本的に2割は活発に動き8割は見るだけになると言われていますので、アクティブユーザーを多く獲得しなければ運営できないのが欠点でしょう。
初心者が陥りがちな失敗例
オンラインサロンは手軽に開けるし情報を発信したりするだけでお金がもらえるという印象がありますが、実際運営は難しいものです。
特に初心者で勢いでオンラインサロンを開いたもののうまく行かず辞めてしまったという失敗例は多くあります。
ここでは初心者が陥りがちな失敗例を3つ紹介します。
収益と労力が見合わない
始めたばかりでそんなに高くても人が来なさそう。
だから安めに設定しておこう。
と、考えて月会費を安く設定したけどうまく人が集まらなくて収益が低い…
ということがよくあります。
そもそもの話ですがどんなビジネスも「集客」が一番難しいんです。
オンラインサロンも需要があってかつ競合が少ないか競合よりも魅力があるかじゃないと人は来てくれません。
そこの設定も難しいところです。
さて、月会費ですが安くしておいた方が人が来るんじゃないか?と思いますよね。間違ってないですが、ここで知っておいてほしいのは
価格で客を選ぶ
という事です。
安ければ安いほどお客様の質は下がります。そして継続して利用してくれる人は減ります。
ある程度の値段設定をすることで質の良いお客様を呼び込み、その人たちを離さないことで収益を安定させます。
さて、せっかく来てくれた人を離さないために定期的な発信や交流が必要となるわけですが集客ができていないのに月会費も安ければどうなるでしょうか?
収益は低いのに労力は奪われていきます。
ぶっちゃけやっていけないですよね。
オンラインサロンは会員が増えて収益が上がってもかかる労力に大きな差が生まれないのが利点ですが、逆もしかりなのです。
人が増えなくても発信は続けなきゃ出し交流を断つわけにはいきません。
クオリティの維持にかける労力と得られる収益が見合わないと結果続かなくなります。
ここで挫折して辞めてしまうオーナーが多いようです。
人間関係のトラブルが起きる
集客ができたとして、人が集まるとかならず起こることが出てきます。
それが人間関係のトラブルです。
オンラインサロンのオーナーはサロン内の環境を整えることも仕事の一つとなります。
つまり問題が起きた時に対処をしなければならないのです。
自分には関係がないと思うかもしれませんがサロン内で起きてしまえばそれは対処をしなければならず、運営をする上で逃げられない仕事だと言えます。
特に趣味趣向型や相談室型などの交流が活発になるものは要注意です。
人間はどうしても合わない人というものがあります。たまたまそこで出会ってしまうこともあるでしょう。その時に全員が気持ちよく楽しく利用できるように動かなくてはなりません。
他の会員に迷惑をかけるなんて以ての外です!
この人間関係のトラブルの対処に労力と精神力を持っていかれたり、対処しきれずに辞めてしまう人もいるのです。
出入りの管理ができない
入会したり退会したり、どうしても出入りのある媒体になりますので、当然その出入りに関しての管理が必要です。
オンラインサロンのはFacebookのグループを使って行われることがほとんどなので退会手続きをして入金しなくなった人はグループから追放しなければならないわけですが、これを忘れてしまう人がいるんですね。
すると「無料でもみれるじゃん」とそのまま入金をせずにグループに残ってしまう人もいるんですね。これが他の会員に知られたらどうなるでしょう?
トラブル発生ですね。
信用もなくなり会員数が減るかもしれません。
そもそもお金を払ってない=正当な権利がない人に情報を渡すというのは自分もいやでしょう。
トラブルを生まないためにも入金していなかったり退会した人がいればグループから追放するなどの管理を徹底しましょう。
初心者におすすめのオンラインサロン運営のやり方
オンラインサロンを運営したいけどどうやって行こうか、あるいはどうやると失敗が少ないか考えている方もいらっしゃいますよね。
ここで初心者におすすめのオンラインサロンの運営方法を紹介させて頂きます。
必ず正解というものではないですが、まず初めてみたい方や迷っている方はぜひこの方法でやってみてください。
ここで大前提ですが、必ず芯となるコンセプトを持っておいてください。
どんなビジネスでもこのコンセプトができていないとすぐに崩れて失敗ます。
また、どんなコンセプトでもいいわけではなく会員にどんな気づきを与えたいか? どんな利益をもたらしたいか?などを書き出し必ず誰が見ても明確にわかるようなコンセプトにしてください。
これがなければそもそもうまく行きません。
それでは紹介していきます。
何型がいいの?
まずは何型でやったらいいのか?です。
もちろんやりたいことによって変わってきてしまうので一概にこれだ!とは言えませんが、おすすめなのは
学習型
です。
ではなぜ他をおすすめしないかを説明します。
まずファンクラブ型はそもそもファンがいなければなりません。
その人のことを知りたい、その人の考えに触れたいと思わせるような人間的魅力のある人が開くものです。
はっきりいってただの一般人には難しいですよね。
一朝一夕でファンはつきません。オンラインサロンの前に有名になる作業が必要となります。
次に趣味趣向型ですが、2つおすすめできない理由があります。
まず1つ目は市場があふれかえっていることです。もうすでに人気のサロンがある可能性が高くあります。あなたの趣味が最近人気になったものでまだまだ発信者がいないならいいですがそんなことなかなかないですよね。
2つ目はトラブルが起きやすい点です。好きなものであるからこそ主張してしまうという経験はありませんか?主張をしあえばどうしてもトラブルが起きるものです。その処理に追われて発信どころじゃない、という事が起きてしまいます。
最後は相談室型ですが、これは種類の説明でもいっていた通りアクティブユーザーを集めなければなりません。
相談もないのに答えることなんてできませんよね。でも集客が簡単かといえばむしろ逆です。とっても難しい。
そもそもの人数を確保できなければ運営できないのです。
さて、学習型のメリットですが
- 基本的に自分が発信する
- 交流がメインじゃないからトラブルが最小限
- アクティブユーザーが2割で残りの8割がROM専でも成り立つ(ROM専は簡単に言えば見るだけ専門の人です。)
といったところでしょう。
そして必ず自分の得意な事で需要のある情報を提供するようにしましょう。
需要があるからといって知らないことを発信しても長くはもちません。
もちろんコンセプトにもよりますが基本的には自分の知っているものや得意なもの好きなものでやっていくことをおすすめします。
また、他の場所でできるようなことをわざわざお金を払ってやってくれる人はいません。
ここだけの強みとなるものを作っておきましょう。
価格設定は?
失敗例のところでもお話ししましたが安く設定してしまえば会員の質は落ちるし収益が上がらずにやる気もなくなってしまいます。
やる気がなくなるとまた人が減ったり来なくなったり、と悪循環です。
なので基本的に初心者の方は
少人数×高単価
で運営することをおすすめします。
どうしても集客というのは難しいです。あなたがよほどの有名人でもない限り基本的に多くの人が来ることはありません。
なので単価を上げてしまいましょう。
どのくらいの価格がいいか?ですが
1万円以上が目安です。
できることなら5万円くらいまで上げてみてもいいかもしれませんが上げすぎても人は来ないのでとりあえず1万円くらいがちょうどいいでしょう。
お試しで人も来るし、万を超えればモチベーションも変わりますよね。
ダメなら人がいなくなるだけです。
価格設定の考え方ですが
- 集客できそうな人数をリアルに考えてみる
- 1か月、人の面倒を見るのにほしい金額を出す
- 欲しい金額÷集客できそうな人数で月会費を決める
- 会費以上の価値をつける
といった流れです。
この時に集客できそうな人数を見栄を張って大目に言うと後で痛い目に合うので必ずリアルな数字を出すようにしましょう。
どのプラットフォームがいいの?
オンラインサロンにはたくさんのプラットフォームがあります。
結果的にFacebookグループを利用して運営するのでサロンを知ってもらうための入り口をどこにするのか、という話です。
おすすめはDMMオンラインサロンです。
- 利用数が多い
- 開設が簡単
- サポートやサービスが充実している
という利点があり、まず始めるには良いと思います。
ですが、競合が多いことも事実ですので他のサロンがどんな感じかリサーチするためにも使えます。
他にもさまざまなプラットフォームがありますが、そもそも利用者が少なかったり、少数精鋭で強い人しかいないプラットフォームもあります。初心者がいきなりそんなところに出しても失敗するのが目に見えていますよね。
まずは大手のサポートが手厚いところから始めるように心がけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
集客、価格設定、サロン内の管理などオンラインサロンの運営は意外と難しい点が多いです。
ですがうまく使えればビジネスでも役立ちますし自分自身のスキルアップなども狙えます。人脈を広げるためにも使えますので魅力の多い媒体です。
今回紹介した初心者におすすめのやり方を参考に、失敗例に気を付けて運営してみてください。
これから開設しようと思っている方や伸び悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね。