イノベーションの定義 起業家精神を継承する挑戦とは
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
皆様にとってより良いマーケティングノウハウをお届けしたいと思い、毎日更新を頑張らせていただいております。引き続き、宜しくお願いします。
本日は「伝統とイノベーション」をテーマにお届けします。
弊社のマーケティング講座で学んでくださっている方は経営者の方が多く、今回は企業の存続に関してお話ししていきたいと思います。
余談ですが、今回は経営者目線の話になりますので、経営者に必要なマインドについて解説した動画を紹介しておきます。よろしければご覧ください。
企業は「3代目」か「30年」で潰れる?
皆さんは企業に関して「3代目で潰れる」または「30年で潰れる」といった言葉を聞いたことがあるでしょうか?
自分が生活している地域には、スーパーマーケット、コンビニ、駄菓子屋、美容院、病院、書店、飲食店などなど様々な企業が様々なビジネスをしていることでしょう。
その中で30年以上続いている企業をいくつ思いつきますか?
大手企業は続いているところもあるでしょう。でも身の回りに関わる企業のほとんどは、そこまで長くないなと思いませんか?
実際に多くの企業が起業してから30年以内に倒れてしまい、3代も続くような百年以上の歴史を持つ企業はほとんどありません。
起業すること、その企業を存続させることはとても難しいことです。
では、企業をより長く存続させていくには、発展させていくにはどうしたらいいのか?
「長く続く企業」の共通項
弊社は学生時代の起業から始まりながら、ありがたいことに今年で10年目の節目を迎えることができました。
そしてプロモーション会社としての10年間の事業で様々な分野の専門家の方や、創業100年を超える老舗企業への取材を通じて多くのノウハウや知識を蓄積することもできました。
特に老舗企業の取材から、弊社が見出した「長く続く企業」の共通項があります。
それこそが「伝統とイノベーション」なのです。
伝統と聞くと、「変わらないこと」「不変なもの」と感じるかもしれません。
また、イノベーションという言葉には「革新」「変化」といったイメージを持たれているかもしれません。
この二つが相反するもので、「老舗」と呼ばれる企業ほど伝統を重んじているように思われるでしょう。
ですが、実際に伝統を持った長寿企業、老舗企業ほど積極的なイノベーションを繰り返しているのです。
「伝統」とは「イノベーション」とは何か
「伝統」とは、その企業が継承してきた起業家精神です。
どんな事業であっても、起業しようと思ったきっかけがあり、ビジョンや志があります。
このビジネスを通して何かをしたい、誰かを幸せにしたい、そういった精神を継承し続けることが伝統を生み出しているのです。
そしてイノベーションとはそんな起業時からの志を受け継ぐための「挑戦」なのです。
ただ単に今まで通りのことをする、新しいことをやってみる、それが伝統やイノベーションではありません。
「伝統」を受け継ぐために
たとえば300年以上の歴史を持つ奈良の麻織物を扱う企業は自社の中にも様々なブランドやレーベルを発足させており、現在ではデパート等にも店舗を構えながらまたふきんを専門に取り扱う、料理を提供する茶房を開くなど、麻織物以外にも「工芸」をベースとして商品を扱いながら新たな事業に挑戦しています。
このように、伝統があるからこそ、その「伝統」を受け継ぐために新たな挑戦を必要とし、イノベーションを繰り返しているのです。
どんなに歴史があっても、どんなに昔ながらの工法や製法を守っていても、それだけでは存続できません。
何故ならほかの企業は、常に日進月歩で挑戦や発展を続けようとするからです。
「今までと同じ」ことをただ続けるだけでは、企業としての発展は見込めません。
それどころか、周囲が進歩していくぶん後れを取り続けることになるのです。
まとめ
伝統とは従来通りのやり方を遵守し、固執し続けることではありません。
もしもあなたが現状に満足して、今までと同じことを続けていこうと考えているのなら、それこそが企業が潰れる要因の1つになりえるのです。
起業時の理念やビジョン、志を継承するために挑戦をする、イノベーションを繰り返す。
伝統とイノベーションによって、長寿企業は成立しているのです。
けして「歴史」にあぐらをかいてはいません。
あなたの起業が30年で終わることなく、企業がより長く発展を続けていくこと。
経営者としての理想を叶えるには、「挑戦」を忘れてはいけないのです。
また、こちらの動画では別の視点から企業を存続させるための考え方を紹介していますので興味のある方はご覧ください。
それでは次回のブログでお会いしましょう。